2024年10月現在、お米の価格が高騰しておりますが、いつまで続くのでしょうか?
大阪市内スーパー、ディスカウントストアの価格は5kg3800円程度(コシヒカリ)です。
昨年の同時期は2000円程度でしたので、倍近い価格に高騰しております。
猛暑による収穫量の低下やコストの上昇でやむを得ない部分もあると思いますが、いつまで続くのでしょうか?
昨年の価格まで戻ることは無いにしても、ずっと高騰が続くと家計を圧迫します。
価格が落ち着くことはあるのでしょうか?
2024年はなぜ米不足になったのか?
米不足が発生する条件は、さまざまな要因が絡み合って起こります。主な原因として、以下の要素が挙げられます。
気候変動と異常気象
気候の変動や異常気象は、農作物の収穫に直接的な影響を与えます。特に以下の要素が米不足の原因となります。
2023年の猛暑により、日本では米の品質が大きく低下し、59.6%しか高品質の米が収穫されませんでした。
このように、温暖化が進行すると、米の品質や収量が安定せず、結果的に供給不足が発生します。
日本では、台風や集中豪雨も米の生産に悪影響を与えることがあります。たとえば、洪水や風害で田んぼが被害を受けると、収穫量が減少します。
農業政策と生産規制
日本では、政府が長年にわたり米の生産量を管理していますが、これが時に供給の柔軟性を欠く原因となります。
- 生産制限政策: 米の過剰生産を防ぐため、政府は一部の農地を他の作物や飼料用に転換する政策を進めています。この結果、米を増産したい時にすぐに生産を増やすことが難しくなっています。
- 農業従事者の高齢化: 日本の米農家の多くが高齢であり、新しい農法や技術の導入が遅れることも、米の生産効率の低下を招く一因となっています。
需要の急増
予期しない需要の急増も米不足の原因になります。
- パニック買い: 災害の恐れや経済不安から、消費者が米を大量に買い占めると、一時的な供給不足が発生します。2024年には、地震の予測や台風シーズン前に、パニック買いが発生し、米不足が深刻化しました。
- 観光需要の影響: 観光客の増加が米の需要を押し上げ、特に外食産業向けの需要が増えることで、供給不足が加速することがあります。
輸入制限
日本は米の自給率が高い国ですが、国内の生産が不足した場合でも輸入米に頼ることが難しいことがあります。政府は輸入米の制限を厳しく管理しており、これが供給不足時の対応を難しくしています。
グローバルな供給問題
世界的な米の供給問題も、日本の米不足に影響を与えることがあります。例えば、主要な輸出国での天候不良や輸出規制がかかると、日本への輸入米の供給が途絶える可能性があります。
まとめ
米不足が発生する条件には、気候変動や異常気象、農業政策、予期せぬ需要の増加、輸入規制などの要因が重なります。特に、気候の変動や政策の柔軟性がない場合、供給に影響を与えやすく、今後もこれらのリスクに対応するための改革が必要とされています。
米の消費量は増えているのか
米の消費量は、地域や国によって異なりますが、世界全体では米の消費量は増加傾向にあります。ただし、詳細に見ると、以下のような異なるトレンドが見られます。
1. 世界全体の傾向
- 世界人口の増加に伴い、特にアジアやアフリカの国々で米の消費量が増加しています。米は多くの国で主食として利用されており、人口増加がそのまま米の消費量増加に結びついています。
- 先進国では米の消費が横ばいまたは減少する傾向がある一方、発展途上国では米の消費が大きく増えています。
2. アジア
- 中国やインドなど、世界最大の米消費国では依然として米の消費量は高いですが、近年は経済の発展と食生活の多様化により、都市部では消費が減少傾向にあります。代わりに、パンやパスタなど他の炭水化物の選択肢が増えています。
- 東南アジアでは、依然として米が主要な主食であり、消費量は高いままです。都市化と人口増加に伴い、米の需要は引き続き増加しています。
3. アフリカ
- アフリカでは、人口の急増とともに米の消費量が急激に増加しています。特に西アフリカでは、都市部で米の消費が増え、主要な食糧としての位置を強めています。
- アフリカ大陸では自給自足が難しいため、米の輸入量も増加しており、世界市場への依存が高まっています。
4. 日本などの先進国
- 日本などの先進国では、米の消費量は減少傾向にあります。特に日本では、戦後のピーク時から年々消費量が減少しており、これは食生活の多様化やパン、パスタなど他の主食の普及、少子化、食生活の西洋化が原因です。
- 一方で、健康志向の高まりから玄米や雑穀米の消費が増える傾向もありますが、全体としては米の消費量は減少しています。
5. 米の消費の多様化
- 米粉を使った加工食品(パン、麺、菓子など)の需要が増加しており、伝統的な炊飯米以外の形での米の消費が増えています。
まとめ
米の消費量は、世界的には増加しているものの、先進国では減少傾向にあり、発展途上国や人口増加が著しい地域では引き続き需要が拡大しています。人口動態や食生活の変化が、米の消費に大きく影響を与えています。
2025年も米不足になるのか
関係者によると、2025年の夏ごろも2024年と同じく米不足になると言われています。
理由としましては、毎年獲れる量はあまり変わらず、今年は来年夏分も先食いしている感じなので、来年も夏ごろに流通量が少なくなる可能性は高いらしいです。
通販で比較的安く買えるお店をピックアップしてみました
今年の米不足は農家さんからの通販で乗り切ることが出来まして、本当に感謝しております。
通販でもできる限り安く買えるところを調べましたので、来年の米不足に備えてブックマークいただければと思います。
品種は主にコシヒカリに限定し、調べました。
基本的には直販のところを選んだつもりです。流通経路が複雑だと値段も上がりますので。
- 米蔵やごうさん
ほとんど売り切れ状態ですが。 - JAタウンさん
まだ幾分在庫があるようです。 - 福井の米屋さん
まだ幾分在庫もあり、何より送料無料なのがありがたいです。 - 金子商店さん
まだ幾分在庫もあります、価格は相場かな? - マイパール長野さん
まだ幾分在庫もあり、安いですね。 - 株式会社 関口商店さん
クレジットカードが使えないようですが、安いですね。 - ふぁーむ大地さん
まだ幾分在庫があるようです。
いかがでしょうか?同じコシヒカリでも品種と産地によって、価格はかなり変わるようです。
少しでも安く買えるところを探せるのがネット通販のいいところですね。
大手通販サイトは手数料が乗っている分、直販よりかなり高い印象ですので、自分は大手では買いません。
※2024年10月11日現在の情報です。最新情報は各ホームぺージでご確認ください。