クラウドワークスがヤバいという評判をよく見かけますが、実際はどうなのでしょうか?
クラウドワークスに限らず、ランサーズ、ココナラなどフリーランス向けのサービスサイトはいくつかあります。ちなみにクラウドワークスとランサーズはほぼ同じサービス形態です。
10年以上、これらのサービスを発注・受注の両方で利用させていただいておりますので、比較や実体験をお話させていただきたいと思います。
クラウドワークスがヤバいと言われる理由
クラウドワークスが「ヤバい」と言われる理由には、いくつかの懸念や課題が挙げられます。主な要因は次の通りです:
- 低報酬の仕事が多い
クラウドワークスには様々な報酬レベルの仕事が掲載されていますが、中には報酬が非常に低い案件もあり、特に初心者や経験の浅いフリーランスにとっては「割に合わない」と感じることが多いです。長時間労働が求められる仕事に対して低い報酬が設定されているケースもあり、これがフリーランサーにとってストレスの原因となることがあります。 - 手数料が高い
クラウドワークスはフリーランサーから一定の手数料(契約金額に応じて5%〜20%程度)を徴収します。特に単価の低い仕事の場合、この手数料が収入に対して大きな割合を占め、結果的にフリーランサーの手取りがさらに少なくなることがあります。 - 競争が激しい
多くのフリーランサーが登録しているため、仕事を受注するための競争が激化しています。特に人気のある仕事や高報酬の仕事には多くの応募が集まり、経験が少ない人や実績が少ない人が採用されるのは難しい場合が多いです。 - 案件の質がバラバラ
クライアント側にあまり精査が行われないケースもあり、一部には詐欺的な案件や報酬の支払いが遅れる、あるいは支払われないといった問題のある案件も存在します。これにより、フリーランサーがトラブルに巻き込まれるリスクもあります。 - コミュニケーションの問題
クライアントとフリーランサーの間でのやり取りが主にチャットやメッセージで行われるため、依頼内容が不明確だったり、要求が増えてしまったりすることがあります。このような曖昧なコミュニケーションは、最終的にフリーランサーにとって負担となる場合があります。 - サポートが十分でないこともある
プラットフォームのサポート体制に不満を持つユーザーもいます。たとえば、トラブルが発生した際にサポートの対応が遅かったり、解決策が不十分だったりすることがあると言われています。
これらの理由から、特に経験の浅いフリーランサーにとっては「働きづらい」「報酬が低すぎる」と感じられることが多いようです。ただし、スキルを持ち高評価を積み重ねたフリーランサーにとっては安定した収入源や柔軟な働き方の一環としてメリットがあるため、利用の仕方や案件の選び方によっては、有意義に活用できることもあります。
経験者として言うなら、いい面も悪い面もあります。
クラウドワークス | ココナラ | |
応募の集まり方 | 応募はたくさん集まりますが、募集開始まで運営のチェックに時間がかかる時がある。 | すぐに募集開始できてたくさん応募が集まる。 |
ワーカーさんの質 | スキルはピンキリだと思います。実績0や評価が悪いワーカーさんも多いです。外国人が多い印象があり、日本語が通じないワーカーさんもたまにいますので注意が必要。 | スキルはピンキリですが、見積り価格はクラウドワークスより低い印象がありますので、発注しやすいです。 |
手数料 ※公式サイトで要確認 | 発注側は手数料を取られない。 | 発注側も手数料を取られる。 |
クラウドワークス | ココナラ | |
仕事の量 | HP制作の仕事は少ない印象です。また、実績や評価が無い場合は受注は難しい。 | 細かい仕事から大きな仕事まで仕事量は多い印象。ただし、こちらも実績や評価が無い場合は受注が難しい。 |
発注者の質 | 発注者の評価や過去の実績も見れますので、見極めが必要。 | こちらも発注者の評価を見て、見極めが必要。 |
手数料 ※公式サイトで要確認 | 10万円以下20% 10万円超20万円以下10% 20万円超5% | 22%の手数料 |
まとめ
こうして比べてみると、両者さほど違いはありませんし、クラウドワークスがヤバいということはありません。受注する際も発注する際もお仕事相手の見極めは必要です。
中には仕事を受注だけして第3者に丸投げしているだけの営業もいているので、第3者委託を厳禁にするなど、条件を付けて募集すればよろしいかと思います。
また、外国人で日本語がままならない場合はやめといたほうがいいです。メールだけだとニュアンスが伝わらず、ヤキモキしますし、無駄な時間がかかります。
仕事の内容に関しては、ざっくりとした印象ですが、ココナラのほうが細かい仕事が多く、受注も発注もしやすい気がします。
特に初心者はココナラから始めてみるほうがよろしいかと思います。
また、ココナラはお仕事に応募するだけでなく、クラウドワークスには無い、スキルを「商品化して売る」というスタイルも取れますので出品して受注を待つというスタイルも取れます。